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Lulet・エクリプス [番外]

タイムドメイン理論に基づき設計されたスピーカを手にして、「しかし、@1万円のSPだからなー・・・」と少々”なめて”いました。
部屋に入ってすぐに梱包をあけ、アンプとSPをつなげて見ました。SPの重さは1.2kgとそれなりにずっしりとしており、アンプの形もなかなか凝っています。
早速携帯電話を持ち寄り、つないでみたところ・・・「あかん・・・
帯域の狭い、ふの抜けた音が流れ出しました。
「わー失敗か、またゴミが増える・・・」とちょっと落胆しましたが、ピンとひらめき、もう少しましな装置で鳴らしてみたらどうだろうか、とマランツのSA-1というCDプレーヤに繋いでみた。

これがすごい違い、なんとも流麗な音楽を奏で始めた。シングルコーン独特の音のつながりの自然な”感じ”と、あらゆる音域で位相のずれが無い”感じ”には驚き入ってしまった。音楽を聴くと言うより「音を聞く」趣味なので、あれやこれや文句を付けることが多いのだが、こんなの初めてである。隣に並んでいる某スタジオモニタの中音域と比較しても、決して劣っていない。いやもっといいかも

ここまで来たらいろいろと試してみようと、300Bシングルの真空管アンプにつないで見たが、DFの違いかより低音がせり出し(といっても倍音が聞こえる程度ですが)、見事にまで変身する。
素性の良いSPでないとアンプの個性を表現するなんてできない相談、たいしたものです。でも、直熱管の熱入れの数十分に嫌気がさしていたので、また元に戻し、おまけのアンプで鳴らしています。
このSPの直径は6.5cm(http://www.eclipse-td.com/j07_307/index.html)、なんとすごいものです。この兄弟に8cm、10cm、12cmと有るのですが、どれも見事にお高くて、カタログを眺めているだけで収まってくれるといいのですが・・・

ちなみにやや専門的になりますが、電源極性を入れ替える(100Vのコンセントの左右を差し直す)と音がかなり変わります。これに反応するようなSPはざらにはありません。やはりすごいです。”兄”のSPほしい状態がカードに手を伸ばさねば良いのですが・・・心配。


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tak

むむむ。直径6.5センチのスピーカー
でも、そんなにいい音がするのですか。
スピーカーってのは、ホント、大きさ
ではないですねー。

私はかつて、ウーファーが20センチ、
スコーカーが10センチ、トゥイーター
が5センチといった3ウェイのスピーカー
を持っていました。が、結婚して2DKに
引っ越したので、粗大ごみになって
しまいました。 (-_-;

そのとき、BOZEのミュージックモニター
という20cm×10cm×10センチくらい
のスピーカーに買い換えたのですが、
音はむしろ、いいんですよね。
あのときは、びっくりしたなあ...。
BOZEのミュージックモニターは、まだ
わが家のリビングにあって、家内が家事
をしながらFMを聴くのに使ってます。
by tak (2007-02-23 22:10) 

micyu

こんにちは、takさん。

ボーズは確かインド人の先生が最初に立ち上げた会社ですよね。当時も評判になりましたが、ピュア・オーディオの連中はやや距離を置いていたように思います。しかし、町中で聞く音は本物でしたね。良い音でした。

Luletは不思議なことに、SPユニットが涙滴型ケースに直接は接続されていないようです。音を出している最中にケースにさわってもほとんど振動が感じられません。(普通は”リジットマウント”で、ケースもビリビリと振動しています)しかし振動体ですから、反力が必要になるのですが、どうやら内部のおもりがこの役目をしているようです。
不思議な構造です。
by micyu (2007-02-24 17:05) 

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