690DUKE雑感(1) [バイク]
京都で初走り、ほんのちょっと [バイク]
新しい690DUKEの納車は、相方さんの世話になった。
どうなることかな?と心配していたが、前の690S/Mプレステージとのお別れも、
丁寧にしてくれたようだ。
しばしば、お墓をどこにするという話題が出るのだが、私は鴨川に散骨とお願いしているが、
それはだめで、京都のしかるべき場所に手厚く葬ってくれるそうだ。
S/Mの最後をどんな風にするのか、興味があったが、まー、あっさりしたものだった。
少なくとも「手厚く」ではなかった。
しかし、8年近くつきあった我らの相棒も、遺恨なく旅立っていったようだ。
納車の後、数日して京都に戻った。
この写真は、SIGMAのDP-1で撮ったもの。
やや手ぶれ気味だが、この程度はいけそうだ。
そして、翌日は台風一過、きれいに晴れるというわけにもいかず、
京都の扇状地の北側は、異常出水で至る所で通行止め。
仕方なしに、広沢の池から大覚寺へ。
大沢池はすでに初夏の風情が感じられる。
690DUKEは、この8年間で大きく進化していた。野生のボクサー、しかも3回戦ボーイ風
だったS/Mから、洗練され切れがよくなった。筋肉もついて動きも敏捷、なのだが、
じいさんの町乗りバイクとしても十分調教されている。
さて、壊れないことを祈るばかり。
2年ぶりに再開します…続くかなー? [バイク]
なぜKTM690の50kmは「●●!」なのか? [バイク]
いきなり「●●!」とタイトルを付けましたが、皆さんのご想像にお任せします(笑
世界の道路の最高速度はどうなっているのか、調べていましたら、こんなBlogを発見しました。
(wonder driving:http://wonderdriving.com/archives/2012/03/speed-limit-international.html)
この中で紹介されている、主要各国の最高速度を転記すると、
一般道 一般道 一般道
生活道路 市街地 郊 外 高速道路
日 本: 60km/h 60km/h 60km/h 100km/h
アメリカ: 30km/h 50km/h 120km/h 128km/h
ドイツ : 30km/h 50km/h 100km/h 無制限
イギリス: 30km/h 50km/h 112km/h 128km/h
フランス: 30km/h 50km/h 90km/h 130km/h
イタリア: 30km/h 50km/h 90km/h 130km/h
スペイン: 30km/h 50km/h 90km/h 120km/h
オランダ: 30km/h 50km/h 100km/h 120km/h
ベルギー: 30km/h 50km/h 90km/h 120km/h
スイス : 30km/h 50km/h 80km/h 120km/h
韓 国: 30km/h 50km/h 80km/h 120km/h
各国似たり寄ったりだが、日本の「郊外」の最高速度が、妙に目立つ。
そりゃー、郊外といっても人口の密集地が多い我が国では制限されるのもうなずける。
しかし、問題は輸入車の速度の設定レンジである。
少なくともKTM690(07型)は、90~112km/hを快適に走れるように設計されているはずだ。
はたして、ノーマルのギヤ比では、トップギヤ、オーバートップギヤとも、最も走り易かった。
しかし、大半が50~60km/h制限の日本では、どうやら「●●!」と叫ばなくてはならないほど、調教が必要だった。
そこで、6万キロ(おそらく690では世界トップ10の走行距離だと思う)のメンテナンスを期に、
前のスプロケットを2T増やしてみた。
これが幸いして、日本の市街地では極めて優雅に調教された”老馬”になってくれた。
ところがである。相方のハーレー883(07年型) と走るときに、微妙な違和感が漂う。
おそらく、かつての690がそうであったように、50~60km/hでの走行は「●●!」なのであろう。
この速度域は、おまけのようなもの、本来は「+20~30Km/h」が気持ち良いようである。
無論、それに合わせて走ることも690は余裕でできる。しかし今のスプロケットの歯数は、ロード用ではない。
少し回転を上げた時に”老馬”が突如として”ダービー馬”に変身する。乗り手は老体なので、
ほとんどしがみついている有様…。
誇張でない証拠に、交差点では注意しないとパワースリップをしてしまう。あのミシュランタイヤが、負けている。
さてさて、「KTM690の50kmは●●!」と書いたが、もしかしたら日本の郊外のスピード規制が「クソ!」なのかも知れない。
(某新聞社のHPより拝借)
長い闘病…まーそれほどでもないが [なげき]
1ヶ月ほど前の「ひるがのキャンプ」の2日目に、高山で転倒事故を起こした。約60kmでR60くらいの右カーブで、砂利に乗り上げ、転倒し、道路に打ち付けられた。
足首の捻挫と膝の強打と外傷は我慢すれば良いが、肩を強く打ち、右腕は水平以上に上がらない。
大まかな体のチェックを行ったあと、バイクの状態をチェックする。 エンジンは掛かり、相方が試走してくる様子やエンジンの音も問題なし。ただハンドルがあらぬ方向に曲がってしまったので、これを元に戻す。
さて、どうするか。「ひるがのキャンプ場」まで100kmぐらい、しかもぽつりぽつりきている。
病院に行く必要があると判断したが、京都まで戻れないだろうか。それとも高山で探すか…
結局、KTMにまたがり、「ひるがの」まで走ってみることにした。途中でオートバイに不具合が出るかもしれないので、慎重に…
相方は今晩のキャンプで飛騨牛が食べたいようで、高山のスーパーに寄り、肉と湿布薬を手に入れる。だんだん右足首が腫れ、歩けないほどになったが、なんとかバイクには乗れる。1時間半ほどで、「ひるがの」に到着したが、もう膝から下が腫れ、歩くこともできない。トイレも相方の肩を借りて何とか済ませるほどだった。
翌日、荷物などを宅急便で送ってもらい(相方には何度も往復してもらった)、京都まで走ってきた。前日の夜と同様、足の腫れと肩の痛みが引かなかったので、相方には京都まで同行してもらった。この日にソネブロの皆さんとのキャンプを楽しみにしており、「一人で帰れるか、私はキャンプに行きたい」というのを曲げて、一緒に帰ってもらった。
(ソネブロの皆さんドタキャンでごめんなさい)
夕方に京都市内の日赤で診断してもらったところ、骨は折れていないとのことで安心したが、肩は「亜脱臼」とのことで、肩甲骨の関節が少しずれているとの事だった。医者によれば「ほおっておくしかない」とのアドバイスだった。
仕事があるので、翌日湘南へ戻り、びっこを引きながら都内を駆けずり回った。東京の青山、ビッグサイト、目黒と目が回るほど。それが良くなかったのか、びっこを引くことはなくなったが、足首の捻挫、膝の渋さ、肩の違和感はまだ残っている。 約1ヶ月経過したが、完治していない。しかし、落ちた筋肉を取り戻さねばならないので、チャリのトレーニングを少しづつ開始している。
以上が相方が「アクシデント」とBlogに書いた顛末である。
私は、30年ほど前に、札幌を出発して阿寒の下りでやはり転倒している。250ccのバイクは前に2回転、後ろの連れも転倒に巻き込んでしまった。この時は半月板にヒビが入った。しかしツーリングはやめなかった。その日に知床峠をめぐり、サロマまで650km程を走っている。なぜこのツーリングに固執したか。この連れと、かつて、1日で970km程を走ったが、パンクのため24時間をオーバーして、1000kmに及ばなかった。そのリベンジで引くに引けなかったのだ。だがサロマで心が折れてしまった。
しかしもう歳だ。みなさんもお気をつけられ。